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ごあいさつ


こんにちは。心のライフライン wish です


“心のライフライン wish”でプロコーチをしております代表の岩堀です。数あるサイトの中から、当サイトにご訪問いただきありがとうございます。
このページに辿り着いたということは、あなたのお子さん、またはあなた自身が、学校での問題や、親子間の悩み、将来の不安を本気で解決したいと願い、行動されてのことでしょう。

それでも子ども達は寂しかった

私は30代半ばで離婚を経験し、二児のシングルマザーになりました。私自身、13才で母を、24才で父を亡くしていたため、子ども達にとってはおじいちゃんおばあちゃんと呼べる人もなく、どれほど寂しい思いをさせたことでしょう。かつて私は、コーチングとはまったく畑違いの仕事を25年近く続けてきましたが、どんなに忙しくても、休日には子ども達とドライブしたり、手作りのお弁当を持って公園に出かけたりと、一瞬一瞬を大切に家族との時間を大切にしてきたつもりでした。でもそれはあくまで“つもり”だったのかもしれません。

未熟な母もまた、必死でした

娘が小学校高学年になった頃から、学校での問題、教育現場への不信など、親子で幾つもの壁にぶつかりました。それでもなお、当時の私は本気で子どもと向き合うことができませんでした。受け止めることができませんでした。“どんな正論を振りかざすよりも先に、100%子どもの感情を受け止めること、抱きしめることの大切さを知らなかったのです。

子どもの可能性を信じ抜く強さ、心の余裕すら、当時は持ち合わせていませんでした。とはいえ、母子家庭でも二人の子どもを立派に育ててみせる!という、それまで私がとり続けてきた親としての信念、努力を否定するつもりはありません。むしろ当時の自分に対して「必死だったんだね」「頑張ってきたんだね」と労いたいくらいです。どんな親も一人で親にはなれません。最初から完成型の親など存在しないのですから。

気づかせてくれて、ありがとう

今思えば、そうしたかたくなな親としての考えや行動のクセを、ちょっと棚に上げる勇気を持てば良いだけの話でした。そのことに気づかせてくれたのは、若くして多くの痛みを経験し、私のエゴを取り払い“母親”にしてくれた二人のわが子だったのです。
そしてもう一つ、更年期を前に私自身が抑うつ症と診断されたことも、私に大きな変化をもたらしてくれました。自分ではどうしようもない不安や不眠、喪失感など、どれほど専門分野を学んでも、当事者にしか理解し得ない現実を、私は自分の身体で実感することができたのです。
“当事者になったからこそ、初めて当事者の本当の苦しみに共感できた”思うと、なんだか妙に嬉しくて、病気に感謝する自分がいました。

再生。これからの自分にできること

わが子の病気や学校での問題に直面し、また私自身が病気を経験したことで、心に大きな傷を負い、苦しみを抱えた青少年に、これまで数多く出会う機会をいただきました。いまだに灯りの見えない暗闇の中をさまようように、親としての自信をなくし、子どもと向き合う方法すら見いだせない親御さんも、たくさんいらっしゃいました。私の身近には、生きる意味を見失い、自死を選んだ子がいます。

親が自死をし、遺された子もいます。昨今の悲しい事件を重要視し、国や地方自治体、教育機関を主体に相談窓口を設けるなど、さまざまな働きかけが行われているにも関わらず、なぜ現実は変わらないのか。なぜ深刻化する一方なのか。苦しむ子ども達、親御さん達に出会うたび、悲しい知らせに触れるたび、私はいつしか自分にできることは何かを真剣に考えるようになりました。

「コーチング」との出会いに使命を感じて

私は教育者でもなければ政治家でもありません。地位も名誉も学歴もありません。ただ、傷ついた子ども達にも、悩んでいる大人達にも、共に生きる希望と勇気と自信を持ってほしいと願う、一人のシングルマザーです。そんな私がある時、娘がお世話になっていた看護師さんから初めて『コーチング』という言葉を聞きました。「その人の可能性を信じること」、「答えはすべてその人の中に備わっている」・・・映画やドラマによくある名台詞のようですが、図書館通いで読みあさったコーチングの本に、私は釘付けになりました。人材育成、業績向上などの自己実現を目指し、日本国内の企業でも急速に普及しているコーチング。このアプローチ法こそ、家庭や教育現場に求められている、自信と希望を見いだすきっかけになるに違いないと直感しました。

必ずできる、やってみせる

四半世紀昔に学んだカウンセリングについても、再び勉強を始めました。「お金はない、時間もない…でも勉強はできる。想定外の人生経験もある。真剣な思いだけは人一倍、いや10倍!」と自らを褒め称え、励まし、やがて私は一大決心をしました。自分の出会った人達を絶対に死なせない。生きる希望に目覚め、夢を実現するためのサポートを生涯続けようと。それが、二人のわが子との再生の道、支えてくれた人達への恩返し、亡き両親への親孝行だと思ったからです。心のライフラインwishの始まりでした。

意地っ張りな大人こそ、変わる勇気を

うちの娘の場合、幸いにも母親の私以外に、信じられる大人の存在がありました。本来ならば、それが学校の先生や教育関係者であることが理想かもしれません。しかし現実はどうでしょう? 

悲しいことに、直接教育に携わっている大人達ですら、問題解決への道筋を見失い、迷い苦しみもがいているのが事実です。大人とはいえ、人は誰しも不完全なものです。親も教育関係者も同じです。それを認めた上で、子ども達と向き合い、共に成長していくことが重要だと思うのです。ところが、大人たちは意地っ張りです。なのに子ども達は、生まれた時からずっと、良いことも悪いことも意地っ張りな大人たちの影響を受け続けています。まずは大人から変わる勇気を持つこと。そのお手本になることだと思いませんか?

涙と挫折、崖っぷちの自分を乗り越えて

私を含め、wish の活動協力メンバーの多くは、わが子の不登校、いじめ被害、自傷行為、発達障害など、さまざまな悩みを抱え乗り越えてきた当事者です。同じ思いに苦しんできた子ども達、親御さん達の心に本気で寄り添い、自己実現のための新たな一歩へ。一人一人の可能性をどこまでも信じながら、今日の出会いを大切にしていきたいと思います。

プロフィール

コーチング/カウンセリング心のライフライン wish  代表  岩堀 育子(いわほり いくこ)

・精神保健福祉士

・日本実務能力開発協会認定 プロコーチ

・一般財団法人JADP認定メンタル心理カウンセラー

・栄養士

・北海道生まれ。

・藤女子短期大学 食物栄養専攻課程卒。

・北海道造形デザイン専門学校卒。

本人、思春期の娘、反抗期の息子、おばあちゃん犬の4人家族。

旅行、食べること、Mr.Childrenが大好き。

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